DONKEL 総合カタログ 2024年5月版

30 靴が脱げないように靴ひもや面ファスナーは しっかり締めてください。 また、かかとをつぶしてお履きにならないでください。 耐踏抜き性「P」が表示されている安全靴は、 1,100Nの踏抜き強度がありますが、それを 超える踏抜き強度に耐えられるものではありません。 ポリウレタン底の製品は、軽量で耐摩耗性に優れておりますが、長期保管(一般的に 4年以上)すると、使用頻度にかかわらず新品の状態でも経年劣化(加水分解)を生じ、 破損する場合があります。 この加水分解は、ポリウレタン特有の現象であり、空気中の水分、水、酸、アルカリなど によりポリウレタンの化学結合が徐徐に分解され、強度が低下してしまう現象です。 次の取り扱い方法にお気遣いいただくことで、長くご使用いただくことができます。 ①長期間の保管を避け、なるべく速やかにご着用ください。 ②直射日光や高温多湿の場所を避け、風通しの良い日陰で保管してください。 8 9 10 11 12 13 14 15 この安全靴は、先芯で覆われたつま先を保護するもので、 JIS T8101(安全靴)に該当する性能を有していますが、 それを超える衝撃・圧迫に耐えられるものではありません。 滑りにくい靴底ですが、油や水の多い場所では 気をつけてご使用ください。 安全性が低下しますので、 先芯に穴を開ける等の加工はやめてください。 脱着式甲プロテクタは、安全靴の先芯の後端に甲プロテクタ 本体が必ず10mm以上重なるよう取り付けてください。 一度衝撃や圧迫を受けた安全靴及び甲プロテクタは、 外観のいかんにかかわらず使用しないでください。 つま先部に硬質の先芯が入っていますので、 足入れには充分注意してください。 表底に軽量ポリウレタン(発泡ポリウレタン)を使用した安全靴・作業靴については、 ポリウレタンの特性上、次の事項にご留意の上、ご使用ください。 加水分解 ポリウレタン底の加 かすいぶんかい 水分解について ●金属切削くず等の鋭利な物を踏むと切り傷ができ、底割れの原因となります。 ●通常温度以上の熱湯、または熱体に直接触れるような作業環境(炉前 作業、鋳造作業、熱処理作業、溶接作業など)では、底が溶解することがありますので、使用しないでください。 ●酸・アルカリ等の薬品やシンナー等の 溶剤、水を多量に使用する作業環境では、はがれや破損、加水分解による劣化などを生ずることがありますので、ご注意ください。なお、靴に水、薬品が 付着した場合は速やかに拭き取ってください。 牛革を使用した靴は、汗をかいたり、 濡れたときは多少色落ちすることがあります。 跳び降りると事故の原因となることがあります。 靴底の材質によっては床の外観を損なうことがあります。 甲被が破れて先芯が露出したり、靴底の意匠が なくなったような場合には、使用しないでください。 先芯が入っていますので、スポーツやレジャー その他の目的には適していません。 かぶれやかゆみ等、足に異常が生じた場合は 使用をやめてください。 靴のサイズは目安にすぎませんので、 実際に履いてみて足に合う靴をお求めください。 1 2 3 4 5 6 7 ご使用上の注意

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